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クチコミ採用

当社の技術者の友人エンジニアの方々の参加が増えている。

昨日もそのエンジニアの方との面談の後、応募者の方含め食事に行ったのだが、その際応募者の方を連れてきてくれたエンジニアが面白いことを言った。

「今のうちのステージで頭下げて来てもらうってのは僕にはどうも。。。来たいって奴らが一杯いると思うんですよねぇ」 なるほど、このオーラだから色々な人が寄ってくるんだなぁと実感。

考えてみると、最高の求人媒体は会社のメンバーだと思う。目が輝いていて、会社のことを楽しく話していれば周りにも自然と伝わって行き、「あの会社っていいらしいよ！」小さなうわさを作れる。 知人が俺も参加したいなんてケースも少なく無くなる。

逆を想像するとちょっと怖くなる。結局会社の等身大の姿はいくら広告を打ってもばれるわけで、会社の基礎の部分をよくすることが何よりも大切なことだなぁと改めて実感。

短期と長期の混沌の中で

一日に何度も短期のこと、長期のこと考えが行ったり来たりする。
短期的なことをやっているメンバーが多ければ、手前の収益が上がる、長期的なことをやっているメンバーが多ければ、将来の大成功への期待が膨らむ。

今現在短期と長期どのような比率でメンバーが仕事しているかによって、その会社の将来が決まる。

リソース、能力、キャッシュ、ビジョン、顧客等多くの要素が絡む中での経営判断となる。
創業間もない経営者とお話しする中、配分が比較的長期に向いている人、短期に向いている人色々いて面白い。
信じきって完全に長期に向いている人を見るとすごいなぁと心から関心することもある。
先日リンクアンドモチベーションのある取締役にご来社頂いた際、「社長の小笹は創業当時から人材採用、オフィス、ロゴ何をとっても徹底的にこだわり支出し、他のメンバーも心配したくらいでしたよ。」なんてお話しを伺った。
そして「徹底的にやるから必ず何かが残るんです。」ともおっしゃっていた。
大きなものを成し遂げるに極めて必要な要素だろうと思う。
自分の身に照らし合わせ、色々と考えさせられてしまった。

それぞれの会社がそれぞれの視点で投資の重心（上述のことをこう書こてみる）をその都度判断している。
多分これが正しいというものは無く、日々移り変わる多くの要素、混沌の中からそのベンチャーという船のメンバーたちがその都度判断していくことで、その会社なりの答えが必ずある。そしてその判断の連続がその会社の将来を形作る。

何とも面白く、ベンチャーに身をおいてみないと感じられない臨場感がそこにはあると思う。当社のメンバーも序所に投資の重心なるものを肌で感じ出しているように思うし、自分の一つ一つの判断が大なり小なりその会社の将来に影響しているんだという良い意味での心意気を感じることも増えてきた。それぞれの視点に耳を傾けてみるのは楽しくとても良い勉強になる。

26歳の熱き実業家

26歳にはとうてい見えないレイスの中山常務が当社のAAMALLからブログのデザインを発注してくれました。
彼は一見さわやかな好青年なのですが、一歩踏み込むと心に強いものを秘めている。レイスという大きな会社で若くして上まで登りつめる何かはすぐに感じることができます。
そしてこのブログはその心から湧き出る言葉で溢れている。
世の中にもこんなに熱い奴、頑張っている奴がいるんだと励まされたいとき。
是非覗いてみてください。

サービスを作るということ

最近ますます大事だなと思うし、会社で良く言っているような気がする。
サービスや商品を作るときはそのサービスの世界観がとても大事。
そのサービスや商品がどれだけ人々の生活を豊かにするか。

明確な利用イメージ（風景が想像できるレベル）を持ち、豊かになった状況を想像し、人々の生活を豊かにしたいと思いを込めて作られたサービス・商品が良いと思う。

本田宗一郎が「日本中にバイクを走らせたい」と戦後の焼け野原でイメージしたように。
盛田昭夫が「歩きながら音楽を聴けたら最高」と初代ウォークマンを腰につけておどけて見せたように。
スティーブジョブズが当時大型だったコンピューターからは創造付かない世界である、「一人一台のコンピューターを持つ」というイメージを明確に持ったように。

流行ってるからと最近の技術の寄せ集めで作られた低い視点のサービスの着地は低い。
新しい世界を創造しなくてはならない。
こういった視点で明確なイメージを持てるサービスをどんどん作って行きたいし、当社の社員はそういう視点を常に持たねばならない。

社長とは危険な仕事

社長を始めて一年が経過した。
社長をやってると自分の悪いところを指摘される機会が少なくなってくるので、勘違い野郎になったり、成長が止まってしまったり、裸の王様になってみたりと人間として非常に危険な状態である。

自分の中では注意していたつもりだったが、ある不義理から以前の上司にこっぴどく叱られた。
「お前には小言を言う奴はいるのか？」
「おごり高ぶった社長になっていないか？」
非常に有難いお言葉である。

もし、小言を言う人が誰も居なければ奥さんと良く話をして、奥さんの指摘に耳を傾けるようにすれば良いというアドバイスももらった。
「ハーバードからの贈り物」という本には、こういった社長の苦悩を家族の苦言で乗り切る話が書いてあるそう。
読んで見よう。

人脈とは何か？

昨日の渋谷2.0の会合等で思うことがある。
人脈ってのは何だろう？

沢山名刺交換したとか、沢山の人を知っていることはあまり意味が無いと思う。

まず第一に相手に何らかの印象を残せているか、更に言えばその人に自分のことを理解させているか、もっと言えば立派な人と評価されているか。

このような状態が築けると、自分の人脈の人が外で自分の話をしてくれたり、場合によっては人を引き合わせてくれたりして、出会いという点やビジネスという点でグッドスパイラルに入る。

更に言うとその相対した相手が立派な人であればあるほど素晴らしいスパイラルに入る可能性は高くなる。

良いサイトからリンクを貼られているサイトは良いサイトであるというGoogleのPageRankの思想に近いですね。（笑）

相手に何らかの印象を残すためには
１．知識が豊富である。
２．相手のことを良く知っている。
３．相手が欲しいであろう情報を見抜き提供するセンスがある。
こんなことが必要なのだろうか。
１，２は努力でカバーできる。3はその結果起こること。

人脈とは名刺の枚数などではなく、上記のような状態を築けていることだと思う。

もっともっと勉強しなきゃ駄目だと自分に対して思う。

渋谷2.0という名の同期会

エニグモの田中社長に2週間くらい前に誘われて、昨日渋谷2.0という集まりに社員を大勢つれて行ってきた。
エニグモの田中社長とは最近妙に仲が良い。
参加会社ははてなさん、ドリコムさんをはじめいわゆる新しい時代のネット会社が多かった。

今朝の日経の一面でビットバレーと言われた第一世代の渋谷から第二世代の六本木そしてまた第三世代は渋谷にネット企業のロケーションが移り変わっているという記事があった。

そんな中渋谷2.0というネーミングと田中さんの潮流を見抜くセンスにやたら関心してしまったりしている。

ベンチャーをやってて思うことがある。

住友商事に入った頃、100人くらいいた同期たちと色々と語り合い刺激しあい成長したものである。
ベンチャー企業は少人数なので同期という発想はあまり無い。ただ、若い時代は他人から受ける影響は大きいもので、この同期という部分では新卒社員なんかにはベンチャーは少しネガティブなものである。
それを防ぐのが、たまにあるこの手の会合じゃないかと思っている。
同じような年代が同じような業界で事業をベンチャーとしてハイコミットメントでやっている。このような人たちと語らうことは、切磋琢磨しあう同期という発想に似ている。
若い社員たちはどんどんこういう場に参加して同期たちから刺激をもらってきて欲しい。
我々経営者はこういう場を定期的に提供しようと思う。
渋谷2.0に属する同期から今後素晴らしい人材が沢山出てくると良いと思う。

自分が経営者だったら？

全ての社員が物事を考えるとき「自分が経営者だったらどうするか？」というワンフレーズを考えるようになると素晴らしい会社になると最近思う。
また、これは社員にとっても最高のトレーニングにもなると思う。

クレームを受けたとき、自分の給与に不満なとき、自分の仕事内容に不満なとき何でも良い。

例えば自分仕事内容に不満なとき、俯瞰的な視点を持てないと、不平に近い状況だったり我慢するだけの状態になるが、俺が経営者だったら今の俺のコマをどこに置くかな？っと考えて出してきた提案はきっと素晴らしい内容じゃないかと思う。

「俺が経営者だったら俺という人間を営業部に配置するな、なぜならば・・・・・・」

という風に考えた結果の要求はコミットメントも高くなる。
何か思うことがあれば皆が意見する会社にしていきたい。その上で社員全員が「自分が社長だったら？」という考えを入れられるようになれればそれはとても素敵なことである。

ブログ見てますよっ！のプレッシャー

昨日あるベンチャーキャピタルの方から「増資しようとしている経営者の人」を見つけると僕が以前書いたファイナンスの記事を紹介していると聞いた。
http://nakamedia.com/blog/cat213077/index.html

なんだか嬉しい反面、支離滅裂なこと書いていないかどうか心配になってしまう自分。。。

たまにブログの読者想定外の人に「ブログ読んでます！」といわれてしまって筆がもてなくなることは多い。
書くときに暫くその人の読む顔を想像してしまうのである。
こんなネタ上げていいんだろうか。と少し思う。
ただ、ブログは個人の活動を見に来ているようなもので駄文があってもあまりみんな気にしていないし、むしろ駄文を楽しみにしている人がいるのもきっと事実。
あまり気にせずさくさく書いた方がいいんでしょうね。

脳内支配と体支配

「北風と太陽」という物語は有名。コート着ている人に北風がいくら強風を吹いても脱がせなかったものを太陽が暖かくすると自分で脱ぐという話。
最近社員のモチベーションを考える中で以前読んだある本を思い出した。
「会社はこれからどうなるのか？」という本で、奴隷制度の時代のくだりで「人を物理的に拘束することはできるが人の頭の中は誰も支配できない」という話。

ところで経営者の頭の中はどうなっているのかと考える。
寝ている時以外は会社のことが頭から離れない人は多いのではないかと思う。
食事しているときも、ゴルフやっているときも、スポーツクラブで泳いでいるときも。
体は拘束されていないが、頭は常に考えている。これは悪いことでは無い。（家族からするとどうだかは分からないが。）
要するに仕事の脳内支配時間が長いんだと思う。
遊んでいても、食事していても頭が回ってるからそういう場所で素晴らしいアイデアが出ることも多い。

いわゆる週末を楽しみにしているタイプの会社員はどうか？
仕事が終わると、仕事をパーッと忘れて、月曜日は憂鬱。
体の拘束は受けているが、脳内支配を受けていないという状況。

考え方は割れると思う。メリハリがしっかりしているので仕事に集中できると言える後者と、コミットメントレベルが高いと言える前者。

ただ、経営者はほぼ１００％脳内支配時間が長いタイプだろう。

物理的な拘束では無く、思わずふと仕事のことを考えてしまう脳内支配。
当社の社員はどれくらい、会社外で会社のことを考えているだろうか？