「北風と太陽」という物語は有名。コート着ている人に北風がいくら強風を吹いても脱がせなかったものを太陽が暖かくすると自分で脱ぐという話。
最近社員のモチベーションを考える中で以前読んだある本を思い出した。
「会社はこれからどうなるのか?」という本で、奴隷制度の時代のくだりで「人を物理的に拘束することはできるが人の頭の中は誰も支配できない」という話。
ところで経営者の頭の中はどうなっているのかと考える。
寝ている時以外は会社のことが頭から離れない人は多いのではないかと思う。
食事しているときも、ゴルフやっているときも、スポーツクラブで泳いでいるときも。
体は拘束されていないが、頭は常に考えている。これは悪いことでは無い。(家族からするとどうだかは分からないが。)
要するに仕事の脳内支配時間が長いんだと思う。
遊んでいても、食事していても頭が回ってるからそういう場所で素晴らしいアイデアが出ることも多い。
いわゆる週末を楽しみにしているタイプの会社員はどうか?
仕事が終わると、仕事をパーッと忘れて、月曜日は憂鬱。
体の拘束は受けているが、脳内支配を受けていないという状況。
考え方は割れると思う。メリハリがしっかりしているので仕事に集中できると言える後者と、コミットメントレベルが高いと言える前者。
ただ、経営者はほぼ100%脳内支配時間が長いタイプだろう。
物理的な拘束では無く、思わずふと仕事のことを考えてしまう脳内支配。
当社の社員はどれくらい、会社外で会社のことを考えているだろうか?
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