今週は3日間、シンガポールとマレーシアに出張で出ていました。
目的は弊社商品の海外展開のマーケットリサーチです。
シンガポールでは現地の2.0系の会社のベンチャーの経営陣、Jafcoシンガポールや現地のVCさんとアジア全体の市場のこととAAのサービスをアジアで展開する上でのことのミーティング、マレーシアではペナンに本拠地を置くJobstreetのCEOとCTOとのミーティングや住商、Jaicのクアラルンプール支店を訪問しました。
マレーシア市場に上場しているJobstreetはアジアにおけるMonster.comというべき会社で7カ国でビジネス展開をしており、サービスのローカライズの方法等目からウロコのアドバイスを沢山もらえて大満足。
世界のインターネットのマーケットは大きく分けて以下に分かれると思います。
①アメリカ
②アジア
③日本、韓国、中国
④ヨーロッパ
アジアは全体的に英語のサービス利用の傾向が強く、アメリカのニュースをダイレクトに見ている人が多い。なので、アメリカのサービスを使っている傾向が強く、MySpaceも若者は15%くらい使っているようです。(@クアラルンプール)
Jobstreetも海外展開はアジアに関しては全て英語で行っているようですが、1.0的サービスという点から現地で合弁を作って着々と歩を進めているという感じです。
アジアの諸国はアメリカよりも3年程度遅れているようで、言語という意味では英語のサービスを使っているが、はたしてこのままアメリカベースのサービスだけで良いのか?今後使い勝手やコンテンツのローカライズがされたサービスを受けるタイミングに来ているようにも感じました。
逆にヨーロッパはアジアよりも英語が苦手だったり、アメリカと対峙する傾向があるので、住商時代のヨーロッパの人々とのやり取りの経験から行くと、英語だけでサービス展開ができる訳では無いと思っています。事実マルチランゲージ対応のサービスは良くみます。
アジアの人たちから見ると、上記③の日本等が完璧に言葉のローカライズが必要な国で逆に独特だと思われているのをひしひしと感じました。どの国も凄く魅力的だけど、言葉の問題から攻めにくい。。。みたいな感じでしょうか。
社内のイントラブログには細かく書きましたが、色々と検討してみます。
余談ですが、アジアでビジネスのトップで活躍している人は本当に華僑系の人たちが多いですね。皆本当に頭良さそうです。出てくる人出てくる人中国系でした。
更に今回は当社の株主の住商の志津さんとご一緒して、多くの住商の方々とお会いしましたが、彼らと一緒にいると何だか商社マンの懐かしいスピリットがリマインドされ感無量でした。
住商を4年目で辞めて、ベンチャーの道に出たとき、「もっと海外と仕事したかったし、結局海外駐在できなかったことは心残りだなぁ。」と感じたものです。
アライドアーキテクツを通じてこの時間差を取り戻して行ければ面白いですね。