全ての物事はあるアイデアがきっかけとなって生まれます。
日々の業務の改善、新規事業のアイデアなどなど。
あるアイデアを会社の成長力として昇華させるのは別の議論として、アイデアの質と量が多いほど企業にとって良いアウトプットのオプションが広がることは言うまでもありません。
ではアイデアとはどこから生まれるのだろうか?
①情報インプット
②情報フィルタリング=情報の精査、他の情報とのドッキング
③アイデアアウトプット
まあ、当たり障りの無い書き方だけど、上記のようなものでしょう。
●②のフィルター性能が高いことはとても大事!
ある情報が入ってきた時に
・これは過去に見たことあるな。
・これって先日のこの情報と合わせると新しい情報になるな。
・これは新規性も進歩性もありそうだな。ちょっと詳しいアイツに詳細聞いてみよう。
・これはそのまま当社にも応用が利きそうだな。
こんなようなことを考えるものだと思います。
お分かりと思いますが、②のフィルタリング性能はその人が情報に触れている量や過去の経験等シニアなビジネスマンの方が優れていたりするケースが多いです。
ただ、シニアなビジネスマンのフィルターは
過去の常識
にとらわれていて、メッシュも細かいが、汚れている場合もあります。
逆に若い人のフィルターはメッシュは粗いが、汚れが無く、スーパーアイデアに繋がるケースも多々あります。
いずれにせよ、性能の良いフィルターを身につけることはとても重要なのです。
会社では社員全員のフィルター性能が上がるように色々と教育する必要がありますね。
●①の情報のインプットの質と量を上げることも大事!
今考えながら箇条書きすると僕は以下のような情報インプットがあります。
・新聞=リアル媒体マス
・雑誌=リアル媒体セミニッチ
・書籍=リアル媒体ニッチ
・メールニュース=ネット媒体ニッチ
・Googleアラート=ネット媒体ニッチ
・ブログ=RSSフィード=ネット媒体ニッチ
・SNSの友達の日記やおススメ=ネット媒体ニッチ
・社内SNSから来る社員の発信=ネット媒体ニッチ
・仕事上の社内外のミーティングから得られる情報=対面
・OFF TIMEの交流で得られる情報=対面
・会食やゴルフ=対面
リアルかネットかは媒体をTPOにあわせてフィットさせるに過ぎないレベルなので議論を見送りましょう。
残るは
マスかニッチか?
媒体か対面か?
こういう分け方ができますね。
会社の規模が大きく、立場が上になる人ほどマス情報の正確なインプットが必要となります。
ニッチ情報は現場であったり小さな会社の社長は特に大事です。
国際的大企業の幹部はマスの経済情報が経営上とても大事ですが、現場の人やベンチャーの社長はそれよりも、業界の最新情報を取ることに熱心です。
状況や立場によってマスとニッチのバランスが変わってくるというところです。
媒体からの情報は質も量も多くなってきています。情報が無い昔と違い情報があふれる時代。
ブログによってどんどんニッチな貴重な情報が発信されています。
これとどう格闘するかはこれからのビジネスマンにとって極めて重要な課題になると前々から思っています。次回の記事で僕がどうやってるかをお話しますね。
ただ、本当に貴重な情報は媒体には出ないので、体面が非常に価値を持ちます。
その情報を持っている人と仲良くなり、最近どう考えているのか、次に何をするのか、業界の動向はどんなだ?
を聞いて行く必要があります。
対面だとディベートになるので、ある意見に対し、ある意見、またある意見。と五感をフルに活用しながら議論が展開するのでネットのそれよりも圧倒的に深堀する力が強いです。
そこで盛り上がり、新しいビジネスが生まれたり、大きな提携の骨子が決まることは枚挙に暇がありませんね!
マス、ニッチ、媒体、対面、量、質
この辺を考えながら、今の自分に最も有益な情報パックを作り上げることが大事です。
本エントリーの題名にあるとおり、
●会社全体でどうやってアイデア力を高めるか?
とても大事なテーマです。
会社全体ということを考えるとベンチャーの社長一人が一所懸命インプットしてフィルターからアウトプットしているだけの会社は社長の器を会社が越えていきません。
そもそも、情報フィルター性能は社内で高い方かも知れませんが、目は二つ、耳は二つ、一日は24時間しかないのです。
そんなある一人の社長のインプット、フィルターに頼ってる会社など必ず限界が来ます。
アライドアーキテクツは今26名の社員がいます。
みんなが一日に見ること、聞くことそれはとても貴重なアライドアーキテクツの資産なのです。
そしてそこで自分が何を感じるか、思うか、行動するか。も本当に貴重なアウトプットです。
アライドアーキテクツ社員のみんなに伝えたい。
皆さんの二つの目、二つの耳はとても貴重です。沢山の情報や体験を得て欲しい。そして多くの経験をつんでフィルター性能を高めて、もっともっと世の中に貢献して行って欲しい。
他の会社の人たちよりもインプット力、アウトプット力の高い会社にしたい。
僕は皆がそれをできる環境を作りたいと心から思っています。
あなたの目や耳、感じることには大きな価値があります!大事にしてください。
長々書きましたが、これが言いたかった!(^-^)/
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