先日エンジニアのメンバーと出張移動中にエンジニアのキャリアとは?について話したのだが、あまりうまい方向付けが出来なかったのでもう少し考えてみた。
子供の頃は色んな夢があったけど、今となってはそんなこと微塵も考えない。。。大人になるって寂しいことだね。
なんて会話があると思うけど本当だろうか。
子供の頃に色々な夢を語るのは自分が何が得意か不得意かが分かっていないからで例えばプロ野球選手になりたい!という夢は自分の才能がプロ選手に満たしていないというのを早い段階で強烈に分かってしまうからある程度の大人になると誰一人として言わなくなる夢の代表例。
ここで夢が砕けたと「自分なんて。。。」とネガティブに考えると良くないので、不得意なことが分かったと喜んでも良いかもしれない。
プロ野球の件は置いておいても仕事で不得意なことが分かるということはそれが得意な人に対して敬意が持てるし、自分も得意な部分で頑張らないとなと思える。
何かを極めた人が全く別の世界で極めた人と仲が良かったりするのにも通じる話だと思う。
全てが得意な人なんている訳無いのだから、不得手なことを知るということは自分の得意な事を考えさせるので良いことだと思う。
ただ、注意が必要なのは不得手か得手かは意外と分かりにくいし、得手は努力の結果の後咲きもある。
自分の性格や能力、好き嫌いとかを考えながらじっくりと判断していきたい。
四十にして惑わず
って孔子の言葉があるけど、得手不得手を正しく理解し自分の極める道を正確に探し当てるのはこれくらいの年齢が必要なのかも知れない。
あまり若い頃に自分のスタイルを確立し過ぎてしまうと外部からの助言とかが受け入れられない頑固者になって可能性が狭まってしうまうかも知れないが、40歳を越えても得手不得手も分からずに見えていないのも頂けないというようなことだと思っている。
僕も40歳に向けて少しずつ絞って行くステージが近づいている気もするが、社員が得手不得手を見つけられるために色々相談に乗っていきたいし多くを体験できる環境も作って行きたいと思う。皆が実り多き40代を創れるために。
今一度自分は何が得意で何が苦手かをメンバーと話し合ってみたいと思っている。得手の最適配置ができた組織とはどれ程強力なのだろうかと思う。
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