レバレッジとはどちらかと言えば経済用語で、意味的には「梃子」で小さな力で大きな力を発生させることになると思います。レバレッジ力なる言葉があるかは知りませんが、ビジネスパーソンにはレバレッジ力はとても大切だと最近感じます。
ここで言うレバレッジ力とは何か?
どのようなビジネスパーソンも自分でコントロールできる範囲というものを持っていると思います。
それは自分のリソースであったり、自分のチーム員、自分で使ってよい予算等があると思います。それをうまくマネージして目標を達成するのが一般的です。
ただ、それをうまく使っているだけだと良いマネージャになれても偉業は成し遂げられないと思います。
ベンチャー企業は速攻でレバレッジ力を必要とされます。会社を作った時に自分でコントロールできるリソースは微々たる資本金と自分と仲間の時間だけとなります。
それでは偉業が達成できない、もしくは時間がかかり過ぎるので、外部のエンジェルや投資家を回って出資を募ったり、優秀な人を口説いたり、外部の人に宣伝してもらったりと、あの手この手でレバレッジを利かせていき、大きな業績を目指します。
名経営者は勿論このレバレッジの利かせ方がうまいし、凄いです。
最近話題のソフトバンクの孫さんなどがこの短期間で偉業を達成しているのは、彼の持っているレバレッジ力の高さからでは無いでしょうか。
社内もそれと全く同じで、自分のコントロールできる範囲内の視野で見ていてはみんなにあっと言わせる偉業はできません。
社外もさることながら社内の人々を「どう活用して」、「どうモチベートして」、「どう味方につけて」という視点で見ることは大切です。
社内は利害関係が一致しやすく、お互い人となりが分かっているのである程度のわがままを聞いてくれたりするので何とかなりますが、社外でレバレッジを利かすときはもっと大変です。
会社の中で上になればなるほど社外でレバレッジを利かせる能力を問われますが、そこを目指す人はまず社内でのレバレッジ力を付ける必要があります。
まずは自分の目標を再確認し、自分の持ているリソースの量の認識、そして周りの人たちをじっと観察してみると面白いと思います。
「それってレバレッジ利かせたの?」と社内では流行語にしてみても良いかも知れません。
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