去る4月19日(水)にエディタという新サービスをリリースしました。日経の朝刊本誌でも大きく取り上げて頂けて良かったです。
ブログを「インターネット上に日記を作る機能」と定義すると、エディタは「インターネット上に雑誌を作る機能」と定義することができます。
何故このようなサービスを作ろうかと思ったかを少し長くなりますが説明させて下さい。
昨年8月、9月ごろに恵比寿に初めてのオフィスを借り、アライドアーキテクツの役員たちで
「今後入社してくる人たちのために恵比寿のグルメの情報を充実しといてあげない?」
っと話したのがきっかけです。
色々とサービスを見ましたが、僕らの要望にかなうサービスが無かったため、
「じゃあ作ってしまおう!」
というノリから開発が始まりました。
当社の多くのスタッフはブログを持っています。そして皆、自分のブログを管理するので手一杯でブログ以外に恵比寿グルメポータル作るから書き込んでねと言ってもそれほど多くの記事を書けるというものでもありませんでした。
「じゃあ、それぞれが恵比寿のレストランのこと自分のブログに書いて、クローラーで後で吸い上げて一つのサイトにしよう!」
っというのが始まりでした。
それはそうと、読者という視点でブログを考えると、知り合いや有名人のブログを読んではいるものの、ブログを情報源として利用している人はまだ少ないという現状があります。されどブログにはキラリと光る素晴らしい記事が散らばっています。これは正しい状態では無いと感じたので自分たち以外にもニーズはあるのでは?という仮説が出来上がりました。
例えば恵比寿のグルメの情報をブログから集める時、ブログポータルのトップページにはそのソリューションは無いのです。
また、テクノラティのようなブログ検索エンジンに「恵比寿 レストラン」と入力すると6000件弱の情報が出てきてしまい、読むのに一苦労です。
毎日700万人以上のブロガーが素晴らしいコンテンツを何万件も上げている、それをもっと読みやすいことにすることによりブログの価値を更に高めることができるのでは無いか?というような視点も開発のきっかけです。
発散した情報を束ねるという点で検索エンジンがありますが、それ自体素晴らしいもので私もGoogleの検索無くしては仕事にならない状態までなっていると思います。
ただ、人間はもう少し受動的なメディアも好きなのでは無いか?というのが我々の問いです。
例えば、「耐震強度偽装問題」についての情報が欲しい時、検索結果としての何万件もの情報から自分に必要なものを探るのも一つですが、日本経済新聞の「耐震強度偽装問題」が読みたい人、夕刊フジの「耐震強度偽装問題」が読みたい人、FRIDAYの「耐震強度偽装問題」等様々だと思います。
日本経済新聞社、夕刊フジ、FRIDAYそれぞれの発行人が出す色がファンを作り、読む気をそそるのでは無いかと感じています。
Editaでそこまでできるかは分かりませんが、Aさんが編集長の恵比寿グルメポータル、Bさんが編集長の恵比寿グルメポータル、Cさんが編集長の恵比寿グルメポータルいくつかできると思います。
その誰の情報に興味を持つかは読者さんが決めることで「Aさんの選んだ人の言う味ならば間違いない」と踏んでAさんのエディタで好評だったレストランへ足を運べば良いのでは無いかと思います。
まだまだ、エディタについて書きたいことが山ほどあるのですが、長くなったのでここで一旦打ち切ります。
よろしければ一度エディタで編集長になってみて下さい。
ブログを持っていなくても構いません、ブロガーのお友達がいれば大丈夫です。
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