六本木ヒルズ森タワーに最近行くことが多いので、結構苦手だった六本木ヒルズの構造にもかなり慣れてきた。慣れてくると使い勝手が良いビルだと思う。特に気にっているのはセキュリティを通るとすぐに大きめなトイレがあること。オフィスにお邪魔する前にトイレにいったり、身だしなみを整えたりと、とても便利です。
ヒルズのオフィス入り口の前に立派なSegafrdoというCafeがある。久しぶりにここで軽食を食べ、カフェラテを飲んだ。やっぱりセガフレードのコーヒーはとてもうまい。
実は住商にいたときにイタリアのセガフレードを日本に持ってくる仕事を担当していて、立ち上げから2000年初頭までその仕事をしていた。ここに来るとその当時のことを毎回回想してしまう。当時のメンバーの顔ぶれが次々に思い出されてきて何とも心地が良い。
イタリア語で「冷たい」のことをFredoと言う。当時メニューの名称なんかを考えていて、アイスコーヒーのことをカフェフレドと名付けたが、勿論顧客が理解せず、レジでの説明が必要となり、会計待ちの列が長くなった。機会ロスも生んだ。イタリアらしさを出そうと顧客のユーザビリティを無視した判断となってしまった。今ではしっかりとアイスと書いてある。
イタリア、イタリアとか思ってるのは運営者だけで、顧客の知識とやってる者の知識には大いに乖離がある。これを無視してイタリアの雰囲気を出すために読めない字を露出してしまうのは、フルサービスならばまだしもファーストフードのオペレーションでは大きなミスだった思う。そんなことを思ってカフェラテ飲んでました。
自慢っぽい後日談だが、GDOで働いている時に、イタリアから電話がかかってきて、セガフレードのアジア地区の社長やらないか?といわれたことがあった。インターネットに燃えている状況下でお断りしたのだが昔働いていた人たちからリクルートされることほど嬉しいことは無い。イタリアの儲かっている会社は結構(かなり)のんびりしていて、仕事を一緒にやるといらいらすることが結構多い。
休みの多いイタリア人のエピソードを一つ紹介。毎年、夏休みになると1ヶ月近くイタリア人が休みを取るので、1ヵ月分多めに事前にコーヒー豆を輸入しておくのだが、「今年からイタリアのエスプレッソ豆工場が夏休み中も受注サポートを受けられるようにしました」と自慢げイタリアのスタッフが言ってきた。蓋を開けてみると「サポートが稼動していてもロジスティクスが動かなかった」とやはり例年通りの対応になった。結構笑えることが多かったけど、とても良い連中で楽しかったです。
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