日産TIIDAの話は良くでるので、詳細聞いて見たいなと思っていたところ、シックスアパートさんの記事発見。
http://www.sixapart.jp/business/pr/01196.html
以下、引用ですが顧客は企業側からのトップダウン情報に加え、担当者のリアルな声への関心が集まっていて、それを表現する答えが日産にとってブログだったんだと思います。
「ティーダはカタログだけでは伝えきれない魅力がたくさんあるクルマです。たとえば、コンパクトカーなのに質感を高めていたり、空間を大事にしていたり、こだわりのあるクルマなんですね。」
「このときはツボをつけたのかなという実感はありましたね。企業名が主語だと伝え難い商品の魅力をありのままレポートして伝えるということに気をつけてます。例えば身長が184cmの男性を実際にシートに座らせて、前の席との間にどれだけの余裕があるのかを計った写真を掲載したりもしています。」
「ありのままをレポートするだけですよ。特に文章を書く訓練をしたりしたわけではありません。」
「TVのCMなどで伝える情報は"日産自動車はこう考えている"という、企業が語り部になる必要があると思いますが、ウェブログはそうでありません。ウェブログの利点は、ひとりの担当者の視点で語らせることができるという部分だと思っていますので、TIIDA BLOGの場合は、日産自動車の一社員が見て感じたティーダを魅力を、そのまま伝えていくということを大事にしています。そのため、記事は基本的にすべて"日産自動車の山本です。"という一文から始めているんです。(山本さん)」
つまり、一番重要なのはエントリの主語が個人であるというところ。大上段から商品を伝えるのではなく、もっと降りてきた目線で具体的な商品の魅力を伝えようというのがTIIDA BLOGのコンセプトといっていいのだろう。
個人的には一台の車でブログが続くのか?と思っていましたが、もう1年以上も経過してまだまだ書くことがあるとのこと。
これからもTIIDAブログからはメーカーさんの情報発信のヒントがもらえそうです。
「最初に伝えたい情報はきっちり用意をしていました。でもブログを運営しているうちに、あれもこれもと増えていきました。まだまだお伝えしたい、皆さんに知っていただきたいティーダの魅力があるので、これから更新していく予定です。いまのところしばらくは終わる予定もありません。まだまだ続くと思いますよ。(山本さん)」
個人的にはTIIDAブログのようなものが自分の持っている車であったら購読するなと思います。自分の車のことって常に新しい発見や使い方を知りたいと思うし、自分の車の情報に常に触れられるってのはとても楽しい。買うまでは情報調べるけど、買った後のもっと良い使い方とか情報として欲しいです。雑誌は新車の話はするけど旧モデルに対する情報はほとんどゼロに等しい。ブログでここを補完してくれたらユーザーとしてはメリットあると思うけどなあ。
メーカーとしても一度買ってくれたファンを次も同じメーカーのものを買ってもらう動機付け、囲い込みになると思います。
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