先日お伝えしたように、武田双雲さんの湘南のアトリエを訪ねました。古い民家を書道教室にしており、都会の喧騒から来た僕にとって癒しの空間であった。
双雲さんの印象は良く喋る、志の高い青年といったところでしょうか。ここまではある意味僕に似ています。加えて30歳にして無理しない、自然体の感じがあり、大物のムードを感じました。
双雲さんに当社のモールに参加頂こうかと思っての訪問だったのですが、モールの参加自体は今の仕事量から行くと難しいがイベント的には協力頂けるとの回答を頂きました。コンセプトには随分と賛同頂けた感じです。
双雲さんは今かなり売れっ子で作品の値段がどんどん上がって言っている状況。そのような状況下なのでいい加減な仕事はできません。一枚の書を書くのも必ずお会いしてから仕上げていくということをおっしゃっていました。為末選手の文字も何度もお会いしながら書き上げたようです。同じ侍という字でも為末選手にあった侍という書になっています。双雲さんにとって侍という字事態は何通りでも書ける、湧き出る感性の中で書く書はたぶん唯一のものなのだろうと感じました。武田双雲さんの字に既成概念は全く感じません。書を通じて僕は既成概念にとらわれないことの大事さ、発想の大事さを再認識させられた訪問でした。
アトリエの入り口にて
門をくぐって建物に入るまでの道
双雲さんと僕と金澤君
ブログで有名な普天王関もたまにアトリエに遊びに来られるようで、ブログの「普天王」という文字も双雲さんが書いたものです。
サインして頂きました。
中村壮秀さん
書の貴公子双雲
と書いてあります。
それにしてもスゲーうまい。宝物です。
自分でも、何の因果かわかりませんが、仏教テイストには縁を感じています。
投稿情報: 金澤 | 2005-11-10 02:38