昨日GDOSHOP.comの物流センターに行ってきた。オールトランスさんに委託している。昨年の11月に立ち上げたのだが、かなり苦労した。システムのメンバーと物流の担当は死ぬ思いで仕事した。Eコマースは1日でも出荷が遅れるとクレームに繋がり、その出荷の部分の仕組みの入れ替えだったので日々相当なプレッシャーの中、皆頑張った。かなりお客様にも怒られたけど、今はこの物流センターが無ければできなかったことばかりだし、課題はあるが満足いくものに仕上がったと思います。
総論としてEコマースの物流はとても難しい。テレビ通販やネットプライスのように一つの商品を大量に売っていくというモデルだとまた違うと思うが、ロングテールと言われる多品種少量の商売の中での物流は困難を極める。カタログ商品全て在庫を持てないので、在庫の無いものを売って、発注して、倉庫にて検品、その後出荷という流れを多品種に渡ってスピーディな対応が求められる。メーカーさんに在庫が無かったりすることもある。
ただ、この困難な部分をしっかりクリアしたEコマースが今後勝ち残ると思う。「取引先からの仕入力、在庫調整力、物流」。これらを一つのモジュールとして強いものにすれば、売れる場所が携帯になろうが、テレビになろうが本店であろうがYahoo!支店であろうが常にNo.1を維持できる。これは一朝一夕には出来ず、相当な苦労が必要なので大きな参入障壁になる。よって多くの提携先が上記のモジュールを使いたがるので提携も増えていくと思われる。売って売って売りまくる段階からEコマースが確実にステージアップしている。