来週の土曜日に武田双雲さんという最近テレビ等の出演で有名な書道家の方の湘南のアトリエを訪ねます。
もともとの流れが住商の時の友人が武田双雲さんの書に惚れこみ、コンタクトを取り、そこで生徒として書道を習っているのがきっかけで、先日その彼と飲んだ時に、「そうしゅう(僕のあだ名)のやろうとしていることは武田双雲先生ときっと共鳴しあえるから一度話し合ってみたら?」というのが始まりです。
パラパラとウェブを調べていたら、侍ハードラー為末選手のブログ発見。そこに美しい侍の文字が。。。右下を見ると武田双雲書と書いてある。
おおおおおおお。感動!
欧米的なイメージのあるウェブページに和のテイストが入る美しさに完全に惚れこんでしまった僕はこの侍という字を何度か眺めてました。
そして企みました。
武田双雲さんはブログのデザインに自分の書が使われるのを嫌がっていないのなら、僕ら一般人も彼に書を書いてもらい、それをブログに入れられるサービスを作ろうと考えています。
日本の和のテイストは欧米でも人気があるので欧米人のブログにも武田双雲の書が使われる時代も来るかもしれない。そんな夢を武田双雲さんと話してきます。
やって頂けるとなった暁には皆さん楽しみにしておいて下さい。
僕にはどんな言葉が良いのだろう?
風林火山、志。。。
意外とアイデアが出なかったり。
言葉のアイデア募集します!カタカナとかアルファベットは流石にまずいのかな?
六本木ヒルズで行ったようですが、完全にアートですね。こういうことを書道でやるって初めて知りました。
以下武田双雲さんプロフィール
・昭和50年熊本生まれ。3歳から書を叩き込まれる。母である武田双葉に師事。現在は湘南にアトリエがある。
・2003年・上海美術館より「龍華翠褒賞」を授与。
・イタリアフィレンツェ「コスタンツァ・メディチ家芸術褒章」受章
・フジロック等のイベントにて、数多くのパフォーマンス書道&筆文字ワークショップを実践。様々なアーティストとのコラボレーションを実践。
・吉永小百合主演映画「北の零年」、三島由紀夫原作映画「春の雪」の題字など数々の題字を手がける。
・書道教室門下生約160名
・「ふで文字や.com」の書を手がける
・斬新な個展、作品で多くの人々を魅了する書の新しい領域を開拓し続ける
・著書「「書」を書く愉しみ」(光文社新書)
双雲よりメッセージ
________________________
将来の展望
自分の書によって1人でも多くの人の心を動かしたいと願ってます。
また今までにない書道の新しいステージを創りあげていきます。
○具体的目標 「50歳までに世界中で1億人が感動する書活動を行う。それに値する人間になる。」
書道について
言葉の力はとてつもない。
書には、まずそのとてつもない力を持った「言葉」を書きつけるという魅力があります。
いわば頭の中のうつろいやすい言葉を瞬間冷凍するようなものです。
書には物理的なものさえも変化させる力があります。
そして 書には音楽に見られるリズム性と時間軸が在り、
絵画に見られるような平面上でのバランス美や奥行きがあり、
一度書き始めたら後戻りできない緊張感とはかなさがあります。
また真っ白い空間に黒で埋めていく、そのなんとも言えない感覚があり、
それに筆の柔らかさや墨の濃淡などが加わり、更に可能性を広げることが可能です。
至極シンプルでありながら、無限の奥深さ。書というやつはたまらない魅力を持っています。
書を書くことにおいて、重要なのが「思想」だと考えます。
どういう考えを持って筆をとるのか。
字がうまくなりたいだけなのか、王羲之に近づきたいのか。新たなジャンルを築きたいのか。言葉を叫びたいのか etc・・・
私の場合は、言霊が生み出されるまでの哲学の時間をとても重要視し、
そこから書というツールで表にはきだします。
書道は規律性と創造性のせめぎあい。
表現に限界が来たときに、これまで生き残ってきた古典から栄養をもらう。
能動的な受信こそが、生きる書を生み出す原動力だと考えます。
後は自分が出せる最高のエネルギーの波を放出するのみです。
書道家ってなに?
通常は書家ということが多いそうですが 私はあえて自分のことを書道家と言ってます。
今まで創られてきた道を踏襲するということではなく、自分なりの道を創ってくという意思の表れです。
簡単に言うと表現者。ミュージシャンは声や楽器で、写真家は写真で、書道家は書で自分を表現する生き物だと考えます
この辺の感性はGDOのころから抜群でしたね。データ(過去~現在)では見えにくい、創造(現在~未来)力というか・・・。少なくとも僕一人は興味を持ちましたので、将来のデータでは良い結果がでると思います。
投稿情報: osamu | 2005-10-29 20:59